「日本語教師の専門性を考える研究会」(通称:NKS研究会)の目的は、その名のとおり、日本語教師の専門性を考えることです。
2019年6月に「日本語教育の推進に関する法律」が制定されたことなどを受け、近年にわかに日本語教育への注目が高まっています。
しかしながら、「日本語教師」の仕事に関しては、未だに社会的に十分に認知されているとはいえません。
「日本語教師の仕事は日本語を教えるだけ」「日本人ならだれでも日本語を教えることはできる」という考えも根強くあるように思われます。
一方で、実際に「日本語教師」が関わっている分野の多彩さや業務内容の幅広さ、求められる技量の奥深さは驚くべきもので、その実態の把握も難しい状況があります。
そこで、本研究会は、日本語教師たちが集まり、自分たちの仕事を改めて問い直すことから始まりました。
「一体、日本語教師は何をする人なのだろうか。日本語教師の専門性は何なのだろうか。」
すべての日本語教師が一度はぶつかる問いに向き合い、自分たちの専門性を自ら追求し、発信していくことが本研究会の目的です。